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わたしにとって東京プライドパレードというイベントは・・・。  OL・真季(62)。:至心(30)
2007-08-12 Sun 00:00
2007年8月11日、15:30。私はパレードの出発を待っていた。先導するフロート(先導車)は
エントリー「6:TPPレインボー号」。1フロートあたり250名が隊列を組み
渋谷の街をパレードする。
緊張した顔をお互いに見合わせる。FtM、MtFの顔も見える。
マイノリティといわれるLGBTIが揃った。テーマである「共生」にふさわしいと思った。
イベントスタッフにもGIDの方が汗を流して頑張っている。出発前に挨拶を交わした。

「さぁ、出発!」掛け声とともにスタッフの合図でわたしたちはその一歩を踏み出した。
恥ずかしいような、いえ・・
私自身、何かをここで感じようと思って参加しようとしたはずなのだし。

TokyoPRIDE!

 (公道の1〜2車線を規制してパレード。
  不思議な気持ちです。 )

このパレードの意義とはなんでしょうか。
マイノリティであるわたしたちの認知と共生を訴え、共に生きることを主張するパレード、
ということとされています。
わたしは、参加するに当たり 素直にこの趣旨に賛同はしたものの 実際トランスジェンダー
の参加は少ないだろうと思っていました。
それは、さらさんのコメントにもあったように「なんか違う・・」という気持ちも否定はできないと
わたしも感じていたから。
横目で、「ふ〜〜ん」と眺めながらやりすごすことも出来たと思います。
「認めてもらう」などと思う必要がないということも判っています。そのために行動を起こすことなど
必要ないだろ? というひとつの考えを前にして、わたしも異議はありません。

この1年。周囲にどう見られているのだろう?ということがわたしにとって
相当に重要な関心事でした。
今では、もう、その関心事は「気にすることではない」という程度の心の「しこり」になりました。
忘れることはないでしょうし、一度触ってしまうと気になって仕方がない この
「しこり」はこれからのわたしにとって「わたしって何者?」とあわせて
わたしの中心に居座り続けるのでしょうけれど。

もう一段、わたしの気持ちを前にすすめてみたい。
GIDであるわたしがパレードに参加し、認知と共生を訴える・・というよりも わたしなりに
この世界でこれからも暮らしていくのだという決意を新たにしたかった。
穏やかな暮らしを願いながら、「もう、囚われた気持ちにうんざり」だったわたしを
このパレードに引っ張り出すことで、何かふっきれるかもしれないと思った。

わたしにとって、この1年の・・というより内向きだったわたしの気持ちに一区切りをつけよう。
わたしにとってのパレードの意義とは、この一点でした。
わたしらしい屁理屈ですね。きっと・・・。


そのパレードに参加してみて感じたことを綴ってみます。

パレードは1時間を越えてコースをゆっくりと進む。お盆休みで、想像していたよりも人は少なめに感じた。
「なんだ?これは・・」
「この連中は何?」
「好きなことを勝手に主張する青臭い奴らなのか?」
イベントに興味のない、知らない人たちの反応はこんなものだろう。
そう、わたしはこの世界で暮らしている。潜むように。

その中をあえてパレードする。
「わたしは、この世界で暮らしていくのだ」と、明るく手を振って進んでいく。
こんなことをしなければ前に進めないわたしではないはずだけど、正直、
もう逃げも隠れもするつもりなどないのです。
とにかく、自然体で。わたしが穏やかに暮らすというなら、「隠れるような」気持ちを
いまよりちょっぴり振り切るために。

わたしがどう見られていようとも、「わたし」はわたし。
「晒されている」・・そうですね。そう見えるでしょうし、「危険」な行為だと思われる方も
いるでしょう。それだけ、マイノリティに対する視線は まだまだ冷たいものです。
でも、わたしは自分のためにパレードに参加しました。
「もう吹っ切れるみたい」だというなら、参加してみようじゃないか!・・と。

沿道からは、ちいさな子供たちも応援してくれています。このパレードの意味など判りは
しないでしょう。
そんな子供たちに向かって、
 「こんなパレードが必要ない社会にしてね ♪」
 という思いを込めて笑顔を返しました。

「生きる」ということ。今ここでわたしがしていること。
人が人と暮らすということ。
すべての人に個性があって、多様性が・・比べようもないくらいの多様性がこの世にある
というのなら 差別のない、比べることのない社会を願わずには
いられません。
まず、わたしが変わらなければ。

そして、マイノリティと呼ばれる方々の感受性に惹かれ、
人として気持ち良くお付き合いできる方も大勢いるのだと
知ったからには、彼らと手を取り合いわたし自身も楽しんで暮らせるよう
努力したいと思いました。
わたしは、マイノリティであるLGBTIの方々には隔てなどないと感じます。
私自身がトランスジェンダーであるから、というわけではありません。

 「人って、こんなにもすばらしいじゃない・・・」
 
イベントに参加して・・パレードに参加して感じたことは この想い。

そして、パレード終えたわたしも、ちょっぴり成長できたと思います。
また、明日から普通の暮らしに戻ります。何が変わるわけでもないですけれど、
わたしの心が、気持ちがまた少し強くなれました。
今日よりも、もっと穏やかに暮らすための力。
人をもっと思いやるための力。

そんな力を、いろいろな方から授かったと感じます。

さぁ、明日へ向かってパレードしましょうか♪


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この記事のコメント
お疲れさま〜
暑かったでしょう。
今夜はゆっくりお休みください。
2007-08-12 Sun 02:05 | URL | そまりん #-[ 内容変更]
ありがとね♪
そまりん ちゃん・・

うん、とにかく暑かったよw。
たっぷり紫外線あびちゃったしね。

でも、とっても貴重な体験ができました。
こんど、ゆっくりお話するね♪
そまりん ちゃんも、すてきなお盆休みを楽しんでねっ♪
コメント、ありがとう!
2007-08-12 Sun 08:36 | URL | 真季♪ #-[ 内容変更]
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